台湾の魚料理を東京で紹介 協会メンバー手作りで日台交流

美食会員と貴賓たちの集合写真
美食会員と貴賓たちの集合写真

【東京発・台湾新聞】台湾国際美食創新交流協会日本分会(錢妙玲会長)は10月18日、東京・京橋の隨園で、台湾駐日代表処の農業組、僑務組と共同で「台湾名魚美食饗宴」を開催した。台湾の農業・漁業に関する講演と家庭料理を楽しめる内容に、参加者72人が交流を深めた。企画から準備、調理まで協会メンバーが一貫して担い、台湾の家庭の味を日本に伝えた。

来賓には、駐日代表処僑務組の劉夏如組長、李承芸副組長、領務組の陳忠正組長をはじめ、石川昭政衆議院議員、石井苗子参議院議員、二瓶文隆区議会議員、宮窪雅一市議会議員、中川郁子前衆議院議員らが出席。石川氏と石井氏が日本側を代表して挨拶した。

出席した議員たち左から石川昭政衆議院議員、領務組劉夏如部長、王清要部長、錢妙玲会長、石井苗子参議院議員、二瓶文隆区議会議員
出席した議員たち左から石川昭政衆議院議員、領務組劉夏如部長、王清要部長、錢妙玲会長、石井苗子参議院議員、二瓶文隆区議会議員
出席した宮窪雅一市議員(右3)
出席した宮窪雅一市議員(右3)

講演は、駐日代表処農業組の王清要組長が「台湾の農業・漁業の現状」をテーマに、台湾の農水産業の発展や特色を紹介し、苗栗県農業部の許家興科長は地元の特色などを紹介した。台湾の地域産品及び食文化に関する多彩な情報に、参加者らは理解を深めていた。

王清要部長
王清要部長

催しの中心は、協会メンバーが力を合わせて作り上げた台湾の家庭料理だった。献立の考案から食材の準備、調理、配膳までを分担し、それぞれが家庭で培ってきた料理の経験が生かされていた。

今回料理チームたち
今回料理チームたち

献立は、台湾の魚介類を主役に構成された。カラスミの前菜に始まり、炙りウナギを台湾式蒸しパンに挟んだ「鰻魚刈包」、サバヒーの香り焼き、タチウオの塩焼き、キャベツと桜エビの炒め物などが並び、台湾の海の幸を様々に工夫が施された調理法により紹介された。

さらに、高菜漬けと豚ひき肉の炒め物、台湾のキュウリの漬物を使った鶏スープ「花瓜雞湯」、焼きビーフンも提供。最後は台湾で夏の甘味として親しまれる「緑豆の甘いスープ」で締めくくられた。華やかな魚料理と身近な家庭料理を組み合わせられ、台湾の日常の食卓を感じられる内容だった。

料理内容
料理内容

錢会長は「おいしい台湾料理は専門の料理人でなくても作れる。今回は家庭でも挑戦しやすい料理を選び、会場では作り方も紹介しました。味わうだけでなく、自宅でも実際に作ってもらうことで、台湾料理を日本の家庭の食卓に広めたい」との思いを語った。また「一度の食事会で生まれた交流を日常生活へとつなげていくことが肝要です。日本と台湾の食材や調理法に親しみ、料理を作り、分かち合う中で、互いの食文化への理解を深めていきたいです」と説明した。

会長挨拶
会長挨拶

準備を担当した廣田エミ副会長は、準備には苦労もあったものの「来場者がおいしそうに食べ、楽しんでいる姿を見て大きな喜びを感じました」振り返り、催しを支えた執行部メンバー全員の尽力に感謝を伝えた。

協会メンバー茶香水社長から後援の僑務部にプレゼント左から錢妙会長、李承芸副部長、劉夏如部長、潘雨晴社長
協会メンバー茶香水社長から後援の僑務部にプレゼント左から錢妙会長、李承芸副部長、劉夏如部長、潘雨晴社長

協会は、今後も料理や食文化に触れる活動を通じ、台湾の魅力を日本に伝えていく構え。日台の食卓と人々のつながりを広げる絶好の機会となっていた。

2026.10.20